
山茶花(サザンカ)の特徴
山茶花というのは高さが3mから5mになるツバキ科の常緑樹木です。花が咲く時期は11月から1月で剪定するときには害虫や病気などにも注意しながら剪定するようにしましょう。山茶花(サザンカ)の剪定時期
剪定に向いている時期
絶対に剪定してはいけない時期
剪定に向いている時期
山茶花を剪定するには山茶花の成長過程を知っておかないと、その時期というのはわかりません。山茶花の剪定時期は年に2回あり、春先の新芽が出る時期の2月から4月と9月から10月が効果的です。絶対に剪定してはいけない時期
剪定をしてはいけない時期というのがあり、4月後半から6月にかけては新しい枝が伸びる時期なので剪定には向いていません。6月以降は花芽を形成する時期なので剪定は控えましょう。このように花を咲かせるための準備期間と咲かせる時期はできるだけ剪定は避けましょう。山茶花(サザンカ)の枝の種類
山茶花にはいろんな枝の向きなどで種類が豊富です。そのため剪定するときの枝の種類を知っておかなければ、まちがった剪定をしてしまいます。正しい剪定をする為にも枝の種類を覚えておきましょう。懐枝
徒長枝
かんぬき枝
交差枝
からみ枝
下がり枝
胴吹き枝
ヤゴ・ひこばえ
立枝
車枝
並行枝
腹切枝
逆さ枝
懐枝
名前のように懐に枝が生えていて日が当たりにくい場所に生えているため、空気がこもりやすくなっていて害虫の餌食になりやすいので、剪定する必要があります。徒長枝
枝から真上に伸びている枝で、そのままにしていると風雨によって折れてしまったりする可能性があり剪定します。かんぬき枝
かんぬきのように主幹を横に抜いていて左右対象に生えているのをかんぬき枝といいます。樹木全体のバランスを見ながら剪定する必要があれば剪定します。交差枝
名前の通り、枝と枝が交差しているのでお互いが傷つけてしまう可能性が高く剪定します。からみ枝
枝と枝が絡み合っていて、そのままにしているとどの枝も成長できなくお互いを傷つけてしまうので、剪定してスッキリさせる必要があります。下がり枝
横に伸びている枝から下にぶら下がるように伸びている枝で、景観が悪いためできるだけ剪定しましょう。胴吹き枝
幹の根元付近から生えた枝で、樹木の上部に栄養を生かせないで妨げてしまう枝なので、剪定して栄養が行くようにします。ヤゴ・ひこばえ
樹木の根元から生えている枝で幹への栄養を妨げてしまうため、できれば剪定してから幹へ栄養をやって全体の樹形を保つようにします。立枝
真っ直ぐに上に伸びていて他の枝と釣り合いが取れないので、全体的なバランスが悪くなるため剪定して景観を保ちます。車枝
枝の途中から複数の枝が車輪状に伸びていて、枝の成長が悪くなるのでできるだけ剪定して無駄な枝を取り除きます。並行枝
複数の枝が同じ方に並行して伸びている枝のことを平行枝といいます。このまま放置していると下の枝に日光が当たらないので成長が悪くなります。腹切枝
幹と交差するように伸びていく枝のことで、腹切りのような形が特徴の腹切枝といいます。逆さ枝
一般的に幹から外側に伸びていくのではなく、幹に向かって伸びていく枝のことを逆さ枝といいます。山茶花(サザンカ)の剪定方法
山茶花は剪定しなくても毎年新しく伸びた枝の先に花を咲かせてくれます。ただし、そのまま放置しているとどんどん樹冠が大きくなってしまって枝が複雑に絡み合ってしまいます。經過と花を多く咲かせるためにも剪定は必要不可欠な作業です。自然樹形に育てるときの剪定手順
生垣で使うときの剪定手順
自然樹形に育てるときの剪定手順
山茶花を自然な造形を維持しながら剪定をするためには、いろんな枝の生え方を見て剪定していきます。特にやらなければいけない枝には、交差している枝・幹の方に向かっている枝・下に向かって伸びている枝等は絶対に切り落としておかないと、成長を妨げることになりかねません。剪定後、枝毎に2.3枚の葉を残してほかの葉を全て取り除きます。生垣で使うときの剪定手順
同じ剪定でも生垣で使う場合は、剪定方法が変わります。アートの世界で、全体の造形をまずは決めます。形に合わせて剪定していきます。成長を促すのではなく、見た目の形を意識した剪定を行います。生垣には刈り込みバサミを使うとやりやすくなります。山茶花(サザンカ)の剪定で注意する
病気や害虫には注意が必要
チャドクガ