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ラベンダーの剪定は必要なの?
ラベンダーを育てるときに剪定は必要なのでしょうか?ラベンダーを放置しているとどんどん成長して株の数が増えていきます。きれいなラベンダーの花を咲かせて、見て楽しんでから実を収穫したいのであれば、剪定が必要です。ラベンダーを上手に育てるには定期的な剪定は欠かせません。ラベンダーの剪定をする時期は、開花後の剪定をすることです。夏前の開花後に素早く剪定することでラベンダーの生育を保つことができます。ラベンダーの剪定方法 時期編
品種による剪定時期
地域や気候による剪定時期
植え方による剪定時期
品種による剪定時期
一言に開花後と言っても品種によって開花時期が若干違います。間違った時期に剪定をしてしまうと、発芽後のラベンダーの剪定をしてしまい花が咲かないこともあります。ラベンダーの品種でいつ開花するのかをしっかりと把握してから剪定時期を決めましょう。ラベンダーの種類ごとの開花が早いもの順は、フレンチ系ラベンダー・イングリッシュ系ラベンダー・ラバンディン系ラベンダーとなっています。 フレンチ系のラベンダーは秋には剪定をしましょう。イングリッシュ系のラベンダーは若干開花時期が遅く、2月.3月に剪定するのが最適です。ラバンディン系は、イングリッシュ系より若干遅く3月までに剪定するのがベストです。地域や気候による剪定時期
同じ種類のラベンダーでも、育つ地域や気候などによっても開花時期が変わります。そうなると剪定する時期も変わってきます。気温が低い北日本では冬に雪で枝などが折れてしまう可能性があるので、できれば積雪前に剪定をするか、折れた枝も含めて剪定したいのであれば、積雪がとけたから剪定するのもよいでしょう。 基音が比較的高い西南日本では、新芽が出る時期も早いため、2月までに剪定をするほうが適切です。その他の地域では3月までに剪定をすれば大丈夫です。植え方による剪定時期
地植えと鉢植えでは剪定する時期がだいぶ変わります。鉢植えの場合は植えた環境に大きく左右されます。比較的暖かく風が当たらない場所の場合は、早く開花する可能性が高いので早めに剪定をして、日陰など環境が悪い場所の場合は、様子を見ながら剪定時期を決めます。 ラベンダーを植えてからどのくらい当たってから剪定を開始すればいいかですが、植えた後2年目か3年目から剪定を始めれば良いです。ラベンダーの剪定方法目的編
形成剪定
収穫剪定
健康維持剪定
数の増加剪定
形成剪定
ラベンダーが成長してくると自由に伸びるので、成長が強いものと弱いものの差が出てきて見栄えが悪くなります。見栄えを整えるための剪定も必要です。その場合の剪定時期は、3月・5月下旬〜7月上旬・9月・12月で古い茎に関しては根元から切り落とします。収穫剪定
ラベンダーの花は切り取ってから乾燥させて部屋の芳香剤としても利用できます。そのため花が咲く5月下旬から7月中旬の間に剪定して花を切り取ると、香り豊かな芳香剤が作れます。剪定するときに、根元か4節までは残してから切り取るようにします。そうすることで翌年もきれいな花を咲かせます。健康維持剪定
ラベンダーは剪定をしないで放置していると、辺り一面に広がっていき、日当たりや風当たりが悪い部分が出てきます。ラベンダー全体に日と風を当てるために定期的な剪定が必要になります。さらに害虫や病気の根源になるので、5月下旬から7月上旬に剪定をしましょう。その時根元から3節程度は残してから切り落とします。数の増加剪定
ラベンダーの数を増やすための剪定というものもできます。種まきや挿し木をすることでラベンダーの数を増やしていけます。挿し木をするときは、切った枝を土地の中に埋めていくと根を生やして新たな花を咲かせてくれます。具体的な剪定方法
古枝の剪定
土の近くの剪定
ラベンダーの株の奥の剪定
小さい芽の剪定
古枝の剪定
ラベンダーを剪定するのに古枝の切り落としは必要で、古枝は花を咲かせないものが多いので、根元からきれいに切り落として芳香剤として使うと便利です。土の近くの剪定
根元の土の近くに生えているラベンダーの剪定を行います。根元に近い土の部分に生えているラベンダーは、風を通しにくくなるので病気や害虫の被害になりやすくなります。間引きしていきます。ラベンダーの株の奥の剪定
ラベンダーがぎっしりと生えている場合、風通しと日当たりを確保するために、中奥に生えているラベンダーを切り落とします。そうすることで、ラベンダー全体の成長を促します。小さい芽の剪定
ラベンダーの株の中に手を入れて下のほうをチェックします。その後、下のほうに芽が生えている株は芽の上からバッサリと切り落とします。切り落としても新しい茎が成長して花を咲かせてくれます。ラベンダーの花が咲かない理由と剪定方法
ラベンダーの剪定で一番重要なのが花を咲かせることです。剪定をすることできれいな花をたくさん咲かせることができます。花があまり咲かない、小さな花しか咲かない場合は、栄養があまりいきわたっていない可能性があります。その場合は、株の数を減らすための剪定を行うと、大きな花をたくさん咲かせてくれるようになります。雪が降るときの対策
雪が降る地域でラベンダーを育てている場合、雪によって花を咲かせなかったり枯れたりします。その対策のための剪定も必要となります。雪が毎年降るような地域では、雪が降る前に剪定しましょう。できるだけ無駄な歯を切り取ってから、雪が積もりにくくします。そうすることで、冬を越した後の春にはきれいな花を咲かせてくれます。まとめ
