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芝生は苗を植えるのと種を撒くのどっちが良い!?
家の庭に芝生を張るときに、最初は苗から育てるのか種から育てるのか、どちらが正解なのでしょうか?芝生の種類によって苗から育てる芝生と、種から育てる芝生の2通りありどちらで育てるのかは、どの種類の芝生を育てようとしているかで変わります。 苗から育てる芝生には、ノシバや高麗芝が代表的な日本芝です。種から育てる芝生と言えば西洋芝です。どちらが良いかというよりは、育てる地域の気候によって使い分けます。寒冷地だと西洋芝を植えて、暖地だと日本芝というのが一般的です。西洋芝の種から育てる場合の種まきにスポットを当ててみていきます。種まきで育てる芝生の種類
種まきで育てる芝生に西洋芝が一般的で、種類も豊富にあります。国立競技場にも使われているバミューダグラス類は、乾燥には強いが寒さに弱い数少ない暖地向きの西洋芝です。葉は細く踏み圧に強い西洋芝と言えば、ティフトン類の芝生です。高温多湿、低温にも強く、背丈が25㎝にも成長する多年草芝生のウィーピングラブグラスがあります。ここまで紹介してきた3つの西洋芝は暖地に向いている芝生です。 寒冷地向きの西洋芝を見ていきます。葉が細くて繊細な芝生で、寒さには強いのですが乾燥に弱い西洋芝がベントグラス類です。北海道でよく張られる西洋芝で、病害には強いが高温乾燥に弱いブルーグラス類です。寒冷地芝生ですが、かなりの高温にも強く、寒冷地でも暖地のどちらでも対応できる西洋芝のフェスク類です。芝生の種まきの時期は
種から育てる芝生は西洋芝で、西洋芝には寒冷地芝と暖地芝の両方があり、それぞれの地域によって種を撒く時期は変わります。高冷地芝の発芽に最適な温度は15度から25度となっていて、暖地芝の場合は20度から30度というのが最適な発芽時期で、その温度になる時期が最適な種まきの時期です。 寒冷地芝の場合は、夏の暑さと湿気に弱く、その時期から一番遠くて発芽の適温の時期となると、9月~11月の秋が最適ではないでしょうか。暖地芝の場合は寒さにもある程度強い西洋芝ですが、夏の暑い時期に生育が良くなるので、5月~7月が種まきに最適な時期です。芝生の種の撒き方
種まきをするときに準備する物
種を撒く前に溝を作る
種の撒き方
種まきをするときに準備する物
芝生を種から育てるときに、最初の種まきをします。種まきをするときに必要な道具には、スコップ・レーキ・トンボ・ローラー・目土・ふるいがあります。種を撒く前に溝を作る
種を撒くときに最初は、土壌を掘り起こして小石や雑草などを取り除きます。目土を入れてきれいに整地します。きれいに平らにしたら、レーキを使って10㎝間隔で溝を掘っていきます。レーキを地面の上に這わせていけば溝ができます。種の撒き方
溝が掘れたら、種を手で撒いていきます。蒔くときに塊にならないように、均等に溝に種を撒いていくようにします。この種まき次第で、芝生の葉の生え方が大きく変わります。あとで追い撒きをして整えることもできますが、最初に種を撒くときに均等に蒔くようにします。●種で育てる芝生で重要なことは
土壌整地が一番重要
種を撒いた後の整地