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芝生張りで一番大切なこと
芝生張りをするときに重要なのは張る前の土質です。土質が悪ければうまく育たないで枯れてしまいます。芝生を緑豊かに育てるには土壌作りが重要です。土質ができるだけ良い場所を選んで芝生は張るようにしましょう。芝生にあった土壌や合わない土壌があるので、具体的にどんな土壌が芝生に適していて、どんな土壌が芝生に適していないのか見ていきます。芝生を張る場所の土質が重要
芝生に適した土壌
芝生に不適切な土壌
芝生に適した土壌
芝生にあった土壌というものがありますが、具体的にどういった土壌なのでしょうか。芝生に適した土壌としては、ずばり水はけがよくて通気性が良い土壌です。水はけがよくて通気性が良ければ芝生が勢いよく育ってくれます。砂系の土で水はけがよいものが下地になっていれば、芝生を植えるうえで最適な土壌となります。芝生に不適切な土壌
芝生に最適な土壌には、水はけがよくて通気性が良い土壌ということがわかりました。で、芝生に合わない土壌はどんな土質でしょうか。水はけが悪くて通気性が悪い土壌は芝生を育てるのには向いていません。粘土質の土質の場合は土壌の改良が必要になります。芝生にあった土壌つくり
土壌の通気性を高くする
水はけがよすぎる場合の対策
敷地全体の水はけが重要
土壌の通気性を高くする
土壌の通気性が悪い土質の場合、土質を改善する必要があります。通気性が悪い土質を改善するには、土壌の30㎝下程度までを耕す必要があります。耕してから石などを取り除きます。耕した土に通気性が良くなる土を混ぜ合わせていきます。混ぜ合わせたら平らにしていきます。きれいに平らにできたら芝生の下処理が完成です。川砂を使う
通気性の悪い土壌を改善するには、川砂を混ぜると一気に通気性が良くなります。混ぜる川砂の割合として元の土の30%から50%程度の川砂を混ぜ合わせます。通気性のよい土壌を作るときは、追加で川砂を使うため混ぜ合わせると高さが高くなり、周りの地面の高さよりも高くなります。高さが高うなることも考えて、土壌の高さ調整をする必要があります。パーライトを使う
川砂以上に通気性を良くするには、パーライトを使うとより通気性が良くなります。黒曜石のパーライトは透水性・通気性向上が特に期待できるもので、地表の30㎝程度の目土と混ぜ合わせると効果的です。ピートモスを使う
土壌の質も重要で、土壌が中性からアルカリ性の場合は、ピートモスを土壌に混ぜ合わせれば弱酸性の変えることができます。モートピスにはPH調整をしているものと調整をしていないものがあります。PH調整をしていないピートモスは、土壌に混ぜると弱酸性に土壌を変えてくれて、PH調整しているピートモスを混ぜると土壌を酸性にすることはありません。水はけがよすぎる場合の対策
土壌の中には水はけがよすぎる場合もあります。水はけがよすぎる土壌の場合は、保水力や保肥力が落ちるので、保水力や保肥力を高めるための土壌改善が必要になります。保水力や保肥力を良くするのに適した土には、バーミキュライト、真珠岩パーライト、完熟堆肥、腐葉土、ピートモスなどがあります。敷地全体の水はけが重要
土壌の水はけを良くすることができたら、敷地全体の水はけもよくしなければいけません。敷地全体の水はけを良くすることで、芝生を張る場所の土壌改善が役に立ちます。逆に言えば、芝生を張る場所以外の土壌の水はけが悪ければ、折角の土壌改良が役に立たなくなります。敷地全体の水はけを良くするには、敷地全体を斜面にして敷地内に水が溜まらないようにして排水性を良くします。下地処理では高さも重要
周りの高さに合わせる
水勾配も重要
周りの高さに合わせる
芝生の土壌改良で一番難しいのが高さ調整です。周りの高さと合わせるように土壌改良をすることです。最初の土壌を耕すときに、追加で入れる土などのことを考えて周りからどのくらいの高さにしておくかが重要です。土壌改良をしたときに周りの土とフラットになるようにします。水勾配も重要
土壌改良をするときにきれいな平らにすればいいわけではありません。敷地内の水をどの方向に流して、水はけを良くするかというのが大事です。芝生の土壌全体の傾斜を排水する方へ向けて、斜めに傾斜をつけていきます。傾斜角度も素人がするには難しそうですが、まっすぐに傾斜をつけていければ成功です。まとめ
